Foodbank概要

寄付を受けた食料品を貯蔵して,食糧を必要としている人や団体に供与するボランティア活動。ラベルの間違いなどで店頭に出せなかったり,小売店で発生する賞味(消費)期限切れ間近の食品や,企業が寄付目的で購入する食品などを受け付ける。集めた食料品はホームレス・被災者・高齢者・貧困者・養護施設などに提供する。食糧銀行。

─三省堂提供「デイリー 新語辞典」より


NACフードバンクの活動


大まかな流れ。
・食材集め→保管→定期配送

1)炊き出しやそれを必要としている人たちへの食材提供
2)食材を媒介とした幅広いネットワークづくりを。

を目的に行われています。


NACフードバンクは生活に困窮する方々に無償で食材を提供するため、NW全体へ食材提供を呼びかけていきます。
また、低温冷蔵庫を当施設内に設置し、集まった食材を管理保管した上で、登録団体に定期配送を行なっていきます。

登録団体制を敷いている理由は各地の生活困窮者の間でフードバンクと関わることによる不公平を生じさせないようにするためですが、またそれと同時に、フードバンクは生活困窮者問題とは食事だけの問題ではないと考えているからです。


「衣・食・住・仕事・健康・コミュニティ」など、多くの問題が山積している各地各現場において当事者の利に資する活動を行なっているグループで、NACフードバンクの趣旨をご理解いただいている団体を通して食材を提供することが、NACフードバンクが規約にうたう目的(主に食材を通して野宿者およびそれに準ずる生活困窮者の利益に資すること)を実現する方法だと考えております。


現在、貧困層の増大の中で、NWの最貧困層というべき野宿者(いわゆるホームレス)が多くなっているという事態に立ち至っていると思われます。


中小企業の大量倒産やリストラの横行、常雇いから契約社員・パートタイマーへの雇用形態の変化、年金支給年齢の切り上げや医療費の自己負担率の増加等々、NWにおいても「持てる者」と「持たざる者」の格差は広がる一方で、野宿者問題もこうした諸社会現象の一環に他なりません。


この「持てる者」と「持たざる者」の格差拡大に比例して急増し続ける野宿者の存在は、大都市の枠を超え、全国各地の地方都市でも数十名から百名単位で確認されるようになってきています。

建設業界の最末端で働いてきた日雇い労働者が、今後ますます高齢化していくこと、人材派遣業の派遣労働者・期間工・パートタイマー・フリーターといった不安定就労層の増大に伴って、野宿者の構成層が多様化してきていることなどを考えれば、今後野宿者はさらに増加していくでしょう。


飯場や簡易宿泊所・社員寮などの不安定な居住形態にある人々をホームレス予備軍に含む欧米流の定義を用いれば、NWのホームレスも十万単位で確認されるものと予測されます。


「NACフードバンク部門」は、このNWの最貧困層である野宿者のもっとも基本的で切実な問題である「食」の問題を改善するために設立されました。



野宿者の急増に呼応して、野宿者とともに野宿者を支援するさまざまな取り組みが全国各地で始まっています。しかし、資金・人材の不足等々の諸事情により、十分な活動が展開できないところも、また多く存在します。

「NACフードバンク」は、お寄せ頂いた援助物資を、それを必要としている各地へ流通させることにより、もはや全国規模で存在している野宿者の生活改善に資することを目的としています。


また、単に物資を流通させるだけでなく、具体的な「モノ」を媒介に各地の野宿者・野宿者支援団体・支援者・市民団体等を縦横に結び付けて、相互に支えあうネットワークを作り広げることも、それに劣らぬ重要な目的だと考えています。

野宿者問題は、「持てる者」がより豊かに、「持たざる者」がより苦しくなるような、現在の大き
な社会的潮流の中の氷山の一角であり、その突端です。


その意味で私たちは、野宿者という枠組みを超えた、より多くの「持たざる者」たちと広い連
携を模索していきたいし、「持たざる者」が豊かに生き生きと暮らしていくためのさまざまな工夫
を試みていきたいと思っています。


「NACフードバンク」の設立が私たちの暮らす社会のあり方を改めて考え直す一つのきっかけとなることを、強く望んでいます。

  • 最終更新:2009-01-24 09:10:01

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