Volcanic ashes

20090702 火山灰への対応 詩歌藩国用


詩歌藩国にある火山が火山活動を繰り返し行っていたため、農地に火山灰が降り積もりました。
火山灰内の成分などの特性および、土壌に混ぜた場合、作物への影響が見られるようです。


火山灰のpHはやや酸性となっており、カルシウムやナトリウムなどの無機成分が多く含まれ植物の栽培には適しません。
重金属などの有害成分は現状のところ見られないようです。


火山灰は重く、粒子も細かく、透水性はとても悪いことが判っております。
さらに、この灰を土壌と混ぜると、土壌の科学性、物理性が悪化するため、土壌への大量混入は好ましくありません。


エダマメ、スイカ、ダイコンは少量の灰でも生育不良。
またトウモロコシ、ニンジン、サツマイモなどは多量の灰で影響がみられることが判っております。
これに対して、サヤエンドウなどは生育への悪影響は認められませんでした。



このように多量の火山灰を土に混ぜると、土壌の化学性、物理性が悪化し、作物の生育、収量にも悪
影響をもたらすため、火山灰は畑から除去する必要があります。


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火山灰による農作物の被害対策については以下のように対応をお願いいたします。


・農作物や被覆施設に付着した火山灰は,できるだけ早めに水で洗い流す。
・水のない場所での作物及び被覆施設は火山灰を払い落す。
・収穫期の茶については,十分に洗い流す。


(野菜)
1.露地栽培の対策


(1)風向の季節性を十分に考慮し,降灰量の多い時期の作付けを避ける。
(2)作物体の除灰は,振動・払い落し,散水器機,露地野菜洗浄機による洗浄等の方法で速やかに行う。散水の場合は,十分な水量を用いる。
(3)育苗期は,トンネルによる被覆保護を行う。
 被覆資材は,防塵塩化ビニール又はポリオレフィン系フィルムとする。高温期の育苗ではネット等での遮光やトンネル接地面を開いて換気するなど昇温抑制を図るとともに,かん水に留意する。
(4)火山灰等による被害が大きく回復が困難な場合は,生育期間の短い種類を選んでまき直しをおこなう。



(果樹共通)
火山灰による日照不足,ビニールの破損等を防止するため,努めて除灰を行う。


(常緑果樹(かんきつ))
1.樹体
 降灰量の多い場合は枝折れ,枝裂け等を起したり,葉や果実のヤケ等も進行するので,早急に樹上の火山灰を払い落すか,散水によって洗い落とす。
 落葉が著しい場合は,白塗剤の塗布など日焼け防止につとめるとともに,発生してくる新梢の病害虫防除を徹底し,液肥の葉面散布を行うなど樹勢の回復に努める。


2.果実
 収穫直前に被害を受けた場合には,傷の癒合をまって(15~20日)収穫する。
 樹上に火山灰がある場合には,果皮が傷つきやすいので,散水除灰後に収穫を行い,取り扱いはていねいにする。
 果実腐敗防止剤を必ず散布する。



(茶)
摘採前
(1)適採時の茶葉に火山灰の付着がある時は,降雨を待ち雨水により洗い流してから摘採する。
(2)降雨を待てない場合は,手箒や露払いブロアー等で払い落としてから摘採する。
(3)摘採前洗浄機やスプリンクラー等で散水できる茶園では,散水により除灰洗浄してから摘採する。



摘採後
(1)摘採した生葉は,水を貯めたボール等で必ず火山灰の付着を確認し,火山灰を認めた場合は生葉洗浄脱水施設で処理して製造する。
茶園で摘採前の洗浄処理した生葉も,完全に除灰するため生葉洗浄脱水施設で処理する。
(2)生葉洗浄機脱水施設を使用する場合,処理能力以上の生葉投入を行うと完全に除灰されないため,機械の使用基準を守る。
(3)生葉洗浄脱水機処理した生葉は,直ちに製造する。



(飼料作物)
茎葉の枯死した飼料作物は,早めに掃除刈をして追肥を行い,草の再生と回復に努める。



(家畜)
火山灰の多量に付着した飼料作物の給与をひかえ,除灰したものや火山灰の付着していないものとして混合して給与する。

  • 最終更新:2009-07-23 13:28:47

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